(画像左より、タフ、テッラ・ディ・シエナ、アッシュホワイト)
ホモサピエンスシリーズの新機軸
人間とは何か、書くという行為は人間に何をもたらしてきたか―。そんな根源的な筆記への問いをペンに託してきたホモサピエンスシリーズ。ビスコンティはこれまでにもエトナ山の玄武岩を使ったホモサピエンスシリーズを発表してきましたが、このたび新しい仕様を取り入れた新作、ラヴァカラーをラインアップに加えました。
ラヴァとはイタリア語で溶岩を意味し、溶岩が冷却してできた玄武岩は、100℃を超える熱に対する耐性と、手汗にぬれても乾きやすい低吸湿性という特性をもちます。その機能的な玄武岩とレジンを特殊なプロセスで組み合わせることで、独特な外観をも生みだしています。
また従来の玄武岩を使用したシリーズに比べ、汚れ防止処理を施し、インク充填時に首軸までインクを浸しても汚れが付着しにくい仕上がりとなりました。
テッラ・ディ・シエナとはイタリア・トスカーナ地方のシエナの採石場で産出された鉱石の色に由来し、古くから染料として使用され、トスカーナ地方の芸術作品などに見られることから、色名として知られるようになりました。
このラヴァカラーコレクションでは、キャップをマグネティックロック式とし、キャップの開け閉めをスムーズにした他、大容量のインク吸入を誇るパワーフィラーは、インクの侵食に耐えるチタンでできています。
(パワーフィラー吸入方法)
さらに新しく自社生産されたルテニウム加工の14Kゴールドのペン先がつけられ、より現代的なデザインが刻まれていますが、ビスコンティの伝統に従い、ビスコンティの特徴である三日月形のホールが継承されています。
玄武岩のさらさら、滑らかな質感と対照的にグロッシーなルテニウム加工があいまって、エレガントに仕上がっている1本です。クールな見た目とは裏腹に、人間への深い思案を抱いたいわば芸術品としてのホモサピエンスがここにあります。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)