ボローニャの歴史と文化への敬意を表したコレクション
ボローニャの歴史に張り巡らされた美しいアーチ状の柱廊「ポルティコ」の下を散歩していると、ふいに壁に空いた小さな「窓」に出くわします。見逃してしまいそうなほど小さなこの窓の扉を開けると、不思議な瞬間を味わうことができます。
これは、歴史地区の中心部にあるピエッラ通りにある「フィネストレッラ The Finestrella」と呼ばれる小窓です。
窓を開けると、そこにはボローニャの街を流れる、モリーネ運河を見下ろすことができます。
その光景は、運河がカラフルな家のバルコニーの間を流れている、まるでベネチアのようでもあります。
赤を基調としたボローニャの建物と空の青、そして流れる水が反射する光が相互作用した不思議な空間は、この小窓からしかのぞくことのできない、ボローニャの隠された、それでいて日常的な風景です。
何かを「発見する」とは、小さな小さな窓を開いて大きな感動を得る行為なのです。
イタリアの老舗万年筆ブランド、オマスの伝統を継承したスクリーボは、ボローニャを拠点に、メイドインイタリーにこだわった万年筆づくりに情熱を燃やしています。
スクリーボは「ラ・ドッタ」コレクションは、ボローニャの歴史に由来しています。
中世ヨーロッパ、イタリアの都市国家であったボローニャは「ラ・ドッタ」と呼ばれていました。
ラ・ドッタとは「学識ある人」のことで、これは当時からヨーロッパ中から最新の学術を学びに学生が集まってきた世界最古の大学、ボローニャ大学を擁する都市に向けられた呼び名です。
機械のなかったこの時代に、学術書は数えきれないほど書き写され、学生たちの手に渡り、それをもとに真新しい理論やアイディアについて熱心な議論が交わされ、そしてまた新たな書物が生まれる…
そんな循環が街に活気を生み出し、世代を超えて積み重なり、世界中の学ぶ者にオープンで居心地の良い街としてボローニャにはたくさんの人々が集っています。
スクリーボ ラ・ドッタは、ボローニャの歴史の深みと卓越した文化に敬意を表したコレクションです。
スクリーボのフラッグシップモデル「フィール」のサイズ感はそのままに、多面体のフィールから丸く面を取り、優しくなめらかなフォルムとなりました。
2022年のニューカラーモデル、モリーネはクリップやペン先をルテニウムコーティングで仕上げ、ペン全体を落ち着いたトーンにまとめ上げています。
ペン芯にはインク馴染みの良いエボナイトを採用、筆記時に快適なインクフローが楽しめます。
特筆すべきは、ペン先のラインアップ。オマス同様上質な書き味の18Kの他、14Kのフレックス仕様は筆圧による文字幅の変化によって、書く人の個性をより表現できるペン先です。
このコレクションには本革とコットン製のソフトポーチが付属し、大切な万年筆を大事に運ぶことができます。
(画像左はピエッラ)
スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ モリーネ 万年筆 は限定219本の生産となります。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)