ルネッサンスを讃える高貴な大理石のペン
ロレンツォ・デ・メディチ(1449-1492 フィレンツェ)は、イタリアの政治家であり、ルネサンスの最も強力で熱狂的な後援者として知られ、フィレンツェ共和国の「事実上の支配者」でした。
ロレンツォは、ロレンツォ・イル・マニフィコの名でも知られており、学者、芸術家、詩人の大御所、外交官、政治家、後援者でした。
ロレンツォは、ボッティチェリやミケランジェロなどのアーティストを支援することで、アートの世界に貢献したことで有名です。彼の人生は、イタリアルネサンスの成熟期そのものと言えます。
ロレンツォ・デ・メディチは大理石をこよなく愛した愛好家であり、自ら採石場を頻繁に訪れ吟味するほどでした。
これらの厳選された大理石は、当時の多くの芸術家たちが数多くの傑作を創り上げた彫刻へと姿を変え、ルネッサンスの芸術の豊かさを支えました。
特にミケランジェロはイル・マニフィコに寵愛されたことで有名で、イル・マニフィコがサンマルコ庭園にプラトンアカデミーを設立した際には、若きミケランジェロもここで学び、その後の彫刻をはじめとした芸術家として花開いていきます。
ビスコンティのメディチコレクションでは、そのロレンツォ・イル・マニフィコに捧げるペンを創り出しましたが、このたび新たな作品「グリーンマーブル」を発表しました。ペンのデザインはルネッサンス期の本質を表すモチーフで溢れています。
「グリーンマーブル」は、イタリア北西部ピエモンテ州、観光地として有名なフラボーザの洞窟で発見された大理石「ヴェルチーノ」を軸に用いています。
大理石はグリーンとグレイの入り交ざるクリアな色合いで、繊細さと優雅さが感じられます。
この貴重な大理石のボディの形状は8面体で、高度な技術を要する成形はビスコンティの工房で加工されています。8面体はロレンツォがフィレンツェを統治している間に完成したドゥオモ前の洗礼堂を模したものとなっています。
キャップは、15世紀の最も有名な宝石商であるベンヴェヌート・チェッリーニから受け継がれた伝統技術で細かく彫られたエイジングシルバーで格調高く仕上げ、フィレンツェのシンボルであるユリが可憐にかたどられています。
自社生産のパラジウムフィニッシュの18Kのペン先はグリーンマーブルやスターリングシルバーと調和し、ペン全体に清廉さを感じさせます。
ビスコンティ 限定生産品 イル・マニフィコ グリーンマーブル 万年筆 は世界188本限定生産品となっています。
パワーフィラー吸入式
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)