筆記に訪れる魔法のような瞬間
--万年筆のペン先が紙に触れたその瞬間--
自分の手に本当にあったペンなら、まるで魔法にかかったかのような心地よさを覚えることを多くの万年筆ファンは知っています。
そしてまだ万年筆を使ったことのない人に、このアナログなツールを勧める理由の一つです。
イタリア・ナポリの万年筆ブランド、レオナルドからインク残量が一目でわかるインク窓付きの「モーメントマジコ」が登場しました。
(上記画像上より、ミッレフィオーリ/ゴールドトリム、マットブラック/ルテニウムトリム、エメラルド/ゴールドトリム、ピエトラサラータ/ゴールドトリム)
ピストン式で1.5mlのインク吸入を可能とするこのペンの最大の特徴は、約10mm幅のインク窓。突然のインク切れを心配せず使える実用的な機能です。
(上記画像はゴールドトリム仕様)
またキャップリングの装飾には、紀元前のギリシャ文明において発展した幾何学芸術がデザインされています。網目のような模様は当時の陶器の装飾などに見られ、実用性だけでないエレガンテを万年筆から引き出しています。
各カラーにそれぞれトリムを組み合わせることで、お好みのスタイルに仕上げることができます。
(ゴールドトリム)
(ロジウムトリム)
ミッレフィオーリ
ミッレフィオーリとは「千の花」を意味するイタリア語で、ガラス加工技術のスタイルを指し、オブジェやタイルの装飾に用いられています。古くは古代ローマやエジプトなどにもその原型が見られ、ベネチアグラスなどに受け継がれています。
クリップにはヴィンテージモダンスタイルにはかかせないローラー付き。胸ポケットにスムーズに差し込めます。
レジンは透過性をもち、幾重にも重なったマーブル柄が奥から浮かび上がってくるように見えます。
ボディとキャップの両端はヴィンテージ感を強調する円錐形にかたどられています。
やや小柄なサイズ感は手の小さな方にも持ちやすく、軽快な筆記を楽しめそうです。
ペン先
ペン先は2022年よりドイツJowo製の新しいデザイン、「ラ・フェニーチェ」に変更されています。
1930年代にイタリアを席巻した工業デザインムーブメントを彷彿とする、幾何学模様が刻印されたスチールのペン先が、新たな筆記体験を提供します。
(下記画像は別カラーモデル。左:ラ・フェニーチェ、右:エラスティック仕様)
※エラスティックニブは製法上、筆記時にややカリつきを感じる場合があります。
▽ピストンツール
モーメントマジコは「ピストンツール」(別売り)を使用することでペンを自分で分解することができ、隅々までお手入れすることを可能としました。
※ニブデザインについて(2023年4月)
現在レオナルドの万年筆のニブデザインが、これまでのデザインと「ラ・フェニーチェ」仕様が混在しており、デザインの指定が承れない状況です。ご不便をおかけいたしますが何卒ご了承ください。
(いずれもドイツJowo製。エラスティックニブのデザインは変更ありません)
(画像左から、旧仕様、ラ・フェニーチェ、エラスティック。いずれもスチール仕様)
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)