▽Il Duomoマガジン特集記事
筆記に訪れる魔法のような瞬間
--万年筆のペン先が紙に触れたその瞬間--
自分の手に本当にあったペンなら、まるで魔法にかかったかのような心地よさを覚えることを多くの万年筆ファンは知っています。
そしてまだ万年筆を使ったことのない人に、このアナログなツールを勧める理由の一つです。
イタリア・ナポリの万年筆ブランド、レオナルドからインク残量が一目でわかるインク窓付きの「モーメントマジコ」から、イタリア万年筆の代名詞ともいえるオレンジとブラックのコンビネーションが映える「DNA」が登場しました。
オレンジとブラックのコンビネーションが生まれたのは、イタリア・ナポリのペンブランドからでした。
明るく輝くようなオレンジはナポリ近郊にそびえるヴェスヴィオ山から流れ出した溶岩を、キャップのブラックは火山灰が降り積もった肥沃なナポリの大地を意味します。
西暦79年にポンペイを飲み込んだ大噴火はその遺跡とともに今も語り継がれていますが、その後もたびたび大きな噴火に見舞われてきたナポリの人々にとって、火山とともに生きることはDNAに刻まれた自分たちのルーツそのものです。
キャップリングの模様は、古代ローマの「アンフォラ」に見られた柄をイメージ。アンフォラとは素焼きの陶器のことで、水やワイン、薬など、大切なリキッドを収めるものでした。
1.5mlの大容量インクタンクを備え、ナポリの人々の生き方を表した「マジコ DNA」は、万年筆を愛するライターたちにとってのアンフォラともいえるものでしょう。
ゴールド、ロジウムの2種類のトリムからお好みのカラーを選ぶことができます。
(ロジウムトリム)
(ゴールドトリム )
(下記画像はロジウムトリム仕様)
ペン先
ペン先は2022年よりドイツJowo製の新しいデザイン、「ラ・フェニーチェ」に変更されています。
1930年代にイタリアを席巻した工業デザインムーブメントを彷彿とする、幾何学模様が刻印されたスチールのペン先が、新たな筆記体験を提供します。
(下記画像は別カラーモデル。左:ラ・フェニーチェ、右:エラスティック仕様)
※エラスティックニブは製法上、筆記時にややカリつきを感じる場合があります。
▽ピストンツール
モーメントマジコは「ピストンツール」(別売り)を使用することでペンを自分で分解することができ、隅々までお手入れすることを可能としました。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)