(上記画像左:カンパヌラ、右:ニンフェア)
世界最古の大学にゆかりある花たち
ウリッセ・アルドロヴァンディ(1522年9月11日-1605年5月4日)は、植物や動物の膨大な標本をを分類しまとめ博物誌として残したイタリアの博物学者で、博物学研究の父とも呼ばれています。
アルドロヴァンディは世界最古の大学として知られるボローニャ大学に、ヨーロッパで最初の植物園を設立、その初代園長をつとめました。
アルドロヴァンディ自らイタリア各地を植物の採集にまわり、集めた植物を育て、大学での研究のためにいかされたそうです。
この植物園は場所を移しながら、Orto Botanico dell'Università di Bologna(ボローニア大学付属植物園)として存続しています。
約2ヘクタールの敷地に1200 の分類群を代表する約 5,000 の標本が含まれたこの植物園は、ボローニャの街中にあってまさに緑のオアシス。市民にも開放され、いこいの場としても親しまれています。
この植物園とアルドロヴァンディを讃え、スクリーボのラ・ドッタコレクションに、二つの花の名前を冠したカラーモデルが加わりました。
ニンフェア 睡蓮
水生植物の睡蓮は朝に花が咲き、夜には閉じる不思議な生態で、古くから神聖視されてきた植物です。
ペンは花をイメージした淡いグレーブルーに彩られています。
ボディにはしる縞模様は、水中の泥の中にのびる根っこのよう。
睡蓮のもつ自然の生命力にインスパイアされた作品です。
ラ・ドッタ ~ボローニャの歴史と文化への敬意を表したコレクション~
イタリアの老舗万年筆ブランド、オマスの伝統を継承したスクリーボは、ボローニャを拠点に、メイドインイタリーにこだわった万年筆づくりに情熱を燃やしています。
スクリーボ「ラ・ドッタ」コレクションは、ボローニャの歴史に由来しています。
中世ヨーロッパ、イタリアの都市国家であったボローニャは「ラ・ドッタ」と呼ばれていました。
ラ・ドッタとは「学識ある人」のことで、これは当時からヨーロッパ中から最新の学術を学びに学生が集まってきた世界最古の大学、ボローニャ大学を擁する都市に向けられた呼び名です。
機械のなかったこの時代に、学術書は数えきれないほど書き写され、学生たちの手に渡り、それをもとに真新しい理論やアイディアについて熱心な議論が交わされ、そしてまた新たな書物が生まれる…
そんな循環が街に活気を生み出し、世代を超えて積み重なり、世界中の学ぶ者にオープンで居心地の良い街としてボローニャにはたくさんの人々が集っています。
スクリーボ ラ・ドッタは、ボローニャの歴史の深みと卓越した文化に敬意を表したコレクションです。
スクリーボのフラッグシップモデル「フィール」のサイズ感はそのままに、多面体のフィールから丸く面を取り、優しくなめらかなフォルムとなりました。
ペン芯にはインク馴染みの良いエボナイトを採用、筆記時に快適なインクフローが楽しめます。
特筆すべきは、ペン先のラインアップ。オマス同様上質な書き味の18Kの他、14Kのフレックス仕様は筆圧による文字幅の変化によって、書く人の個性をより表現できるペン先です。
このコレクションには本革とコットン製のソフトポーチが付属し、大切な万年筆を大事に運ぶことができます。
スクリーボ 限定生産品 ラ・ドッタ ニンフェア 万年筆 は限定219本の生産となります。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)