主な仕様 |
レジン、18Kゴールドニブまたは14Kゴールドフレックスニブ、ピストン吸入式 |
納期の目安 |
通常3~5週間(スピード発送を除く)。在庫表示があってもメーカー生産待ちの場合は遅れる場合がございます。 |
生産本数 |
限定102本 |
ご注文の際は下記の商品説明および注意事項を必ずご確認ください。 |
食と筆記をつなげる創造物
わずかな素材を、シンプルながら驚くようなアイディアで、象徴的な一皿へと昇華させる職人の技。イモラのミシュラン二つ星レストラン「サン・ドメニコ」は、その代表作である「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」を通じて、イタリアの高級料理の歴史に輝かしい1ページを刻みました。この料理は、繊細さと技術、伝統と革新が見事に調和した傑作です。
薄く繊細な手打ちパスタの中に包まれているのは、ほうれん草とリコッタチーズの柔らかな層に守られた、とろりと濃厚な卵黄。そこにパルミジャーノ・レッジャーノとトリュフが焦がしバターで溶け合い、シンプルながらも力強い味わいが生まれます。「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」は、サン・ドメニコの土地、技術、そして味覚のすべてを象徴する料理です。
スクリーボは、この極上の料理に敬意を表し、ラ・ドッタコレクションとして「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」をテーマにした限定版の万年筆を作り出しました。
ラ・ドッタは、スクリーボの拠点であるボローニャの歴史の深みと卓越した文化を讃えるコレクションであり、「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」もまたボローニャとの深いかかわりから生まれたものです。
ー文化、伝統、職人技へのオマージュ
このたぐいまれなプロジェクトは、ある出会いから生まれました。
それは「サン・ドメニコ」のシェフ、マッシミリアーノ・マッシャ氏との出会いです。
彼との最初の対話の中で、私たちはすぐにインスピレーションを得ました。私たちの万年筆を、イタリアの高級料理の歴史を築いた一皿と結びつけるという、予想外のアイデアに心を奪われたのです。
書くことの喜びと、洗練された料理を味わう体験。その二つを結びつけるという挑戦は、私たちを魅了してやみませんでした。
ー書く行為と料理の芸術—意外な融合、しかし完璧な調和
この万年筆は、黄金色の手打ちパスタ、卵黄と焦がしバター、白トリュフが織りなす「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」の温かく包み込むような色彩にインスパイアされています。
一本一本のペンが、まるでこの伝説的な料理を生み出すシェフの手仕事のように、丁寧さ、精密さ、そして情熱を映し出しています。
ーマッシミリアーノ・マッシャ:伝統と革新の架け橋
マッシャ氏の料理人としてのキャリアは、14歳の時、家族のレストランで修業を積むことから始まりました。その後、彼はフランスでアラン・デュカス氏に師事、アメリカでレストラン経営を学び、イタリアに戻り、食材に対するあくなき探求を続けています。
「サン・ドメニコの料理は、最高の素材をその土地で見つけ出し、伝統を守りながら常に進化を続ける料理です。」—マッシミリアーノ・マッシャ
スクリーボがペンの素材や品質に徹底的にこだわり、筆記という芸術を守り続けているのと同じように、マッシャ氏もまた、技術と情熱を磨き、革新を重ねながら伝統を継承しています。
彼にとって、書くことには特別な意味があります。
「私にとって書くことは、子供の頃の記憶に深く結びついています。ノートの罫線に合わせてボールペンを動かし、枠からはみ出さないように文字を書いたあの感覚。
今では、ほとんどのことがデジタルで済んでしまう時代ですが、本当に大切なこと、心からの想いを伝えたいとき、愛する人への言葉は、今でも手書きです。これは、かけがえのない喜びです。」
ーサン・ドメニコ:イタリア高級料理の象徴
1970年に創業されたサン・ドメニコは、貴族の邸宅で受け継がれてきた洗練された料理を、より多くの人々に楽しんでもらうという、当時として革新的なコンセプトで誕生しました。創業者ジャンルイジ・モリーニ氏は、料理芸術が妥協なく優雅に表現される場を夢見ていたのです。
その夢を実現させたのは、「王の料理人、料理人の王」と称された伝説のシェフ、ニーノ・ベルゲーゼ氏でした。彼は貴族の邸宅で培った経験をサン・ドメニコにもたらし、この店をイタリアのみならず、世界の高級料理店へと押し上げたのです。
現在、この偉大な遺産を引き継ぎ、未来へと導いているのが、マッシャ氏です。
彼は伝統への敬意を払いながらも、常に革新の精神を忘れず、絶え間ない研鑽によって、サン・ドメニコの哲学をさらに高みへと昇華させています。
ー伝統と革新の証
この万年筆は、マッシャ氏との対話の中から生まれ、書くことと高級料理という2つの芸術の対話を形にしたものです。
サン・ドメニコの代表的な料理「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」に敬意を表し、同店の二つ星にちなんで、102本限定で製作されたことにも意味が込められています。
ー柔らかく、包み込むような筆記感
スクリーボのペン先は、その滑らかで柔らかな書き味で知られており、まるでラビオーロの中で卵黄がとろけるような、極上の筆記体験をもたらします。
ー伝統の色彩
ペンのカラーリングは、料理の豊かな色彩を映し出しています。
卵黄のオレンジがかった赤、パスタの深い黄色、そしてアンティークゴールドの温かみが、万年筆の中に息づいているかのようです。
ー「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」
サン・ドメニコがイタリアの高級料理の概念を塗り替えたように、スクリーボは筆記具の伝統を守りながら、未来へと繋ぐ役割を果たしています。
「ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロ」は、食文化と書く文化の橋渡しであり、過去と未来をつなぐ存在なのです。
ダイヤモンドキャストのレジンで仕上げられた赤みがかったオレンジの模様は、この料理の象徴であるとろける卵黄の色彩と、そこに広がる味と香りを思い起こさせてくれます。
ラ・ドッタ ~ボローニャの歴史と文化への敬意を表したコレクション~
イタリアの老舗万年筆ブランド、オマスの伝統を継承したスクリーボは、ボローニャを拠点に、メイドインイタリーにこだわった万年筆づくりに情熱を燃やしています。
スクリーボ「ラ・ドッタ」コレクションは、ボローニャの歴史に由来しています。
中世ヨーロッパ、イタリアの都市国家であったボローニャは「ラ・ドッタ」と呼ばれていました。
ラ・ドッタとは「学識ある人」のことで、これは当時からヨーロッパ中から最新の学術を学びに学生が集まってきた世界最古の大学、ボローニャ大学を擁する都市に向けられた呼び名です。
機械のなかったこの時代に、学術書は数えきれないほど書き写され、学生たちの手に渡り、それをもとに真新しい理論やアイディアについて熱心な議論が交わされ、そしてまた新たな書物が生まれる…
そんな循環が街に活気を生み出し、世代を超えて積み重なり、世界中の学ぶ者にオープンで居心地の良い街としてボローニャにはたくさんの人々が集っています。
スクリーボ ラ・ドッタは、ボローニャの歴史の深みと卓越した文化に敬意を表したコレクションです。
(インクは付属しません)
スクリーボのフラッグシップモデル「フィール」のサイズ感はそのままに、多面体のフィールから丸く面を取り、優しくなめらかなフォルムとなりました。
ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロのキャップの天冠には特別な紋章と、ボディ先端にはシリアルナンバーが刻まれます。
ペン芯にはインク馴染みの良いエボナイトを採用、筆記時に快適なインクフローが楽しめます。
特筆すべきは、ペン先のラインアップ。オマス同様上質な書き味の18Kの他、14Kのフレックス仕様は筆圧による文字幅の変化によって、書く人の個性をより表現できるペン先です。
ウォーヴォ・イン・ラヴィオーロは、本革ペンポーチが付属したボックスでお届けされます。
(この商品ページの文章はIl Duomoが作成しました)