地球の歴史が刻まれた、人為及ばぬ最果ての南極海。その青色はどこまでも透明に輝いて、まるで地球の魂のオーラのようです。それを取り巻く、人間のみが為せる銀細工は、長い長い進化のものがたり。ペン先はしっかりと紙を捉えながらも軽やかに滑り、いつのまにかスケートリンクに変身です。人類と地球のハーモニー。そうここは宇宙船地球号。イタリア人って、本当にすごいですね。
N.K.様
この度はIl Duomoをご利用いただき誠にありがとうございます。レジンも、銀細工も素晴らしい出来栄えのペンですね。
初めてのアウロラの金ニブに当初は少々ご不安があったとのことですがスケートリンクのようによく滑るニブとのこと、気に入っていただけてよかったです。アウロラのサリサリ感は好きずきに個人差がありますが、一度これがぴたっとハマるとアウロラにハマる方も多いです。ぜひお楽しみください。
この度は誠にありがとうございました。
佐藤
酷寒の南極海を感じさせる清冽なブルーと、そこにちりばめられた氷山を思わせる白いモザイク。
「南極海ブルー」の自然な濃淡の中に、深く沈んだ氷塊や、表面に浮かび上がった氷原が次から次へと ひろがり、大自然のみが造りうる雄大な光景をみごとに凝縮してみせた アウロラ オチェアーノ アトランティコ。
美しい……です。手に取っていつまで見ていても、けっして見飽きることのない造形の妙、天然の美の顕現を、大らかなスケールで感じさせてくれる一本です。
万年筆は書くためのツールだとばかり思っていましたが、眺めながらかつて出会った光景に思いを巡らせることのできるツールでもあるということを、新たに実感しました。
しかしこれでは、書いている時間よりも、眺めながら追想にふける時間の方が長くなりそうです。
まあ、これも美しきイタリア万年筆が与えてくれる醍醐味の一つなのでしょうか。
澄みわたった青ときらめく白の鮮やかなコントラストは、若かりし頃、ネパール人ガイドと共に長い道のりを歩きながら目の当たりにした、青空に聳えるヒマラヤの山々の白く輝く威容をも思い起こさせてくれます。
大自然への賛嘆とその美しさへの憧憬なくして生まれ得なかった万年筆なのだと思いました。
入手困難なこの一本を、私の手もとにお届けくださった佐藤店長様はじめIl Duomoの皆様方のビジネス力に、心より感謝申し上げます。
労を厭わぬどころか、献身的ですらあるお仕事ぶりに、感謝してもしきれぬものがあります。
最後になりましたが、佐藤店長さんによる入念なペン先調整のおかげで、ニブが滑らかにすべっていく絶妙の書き味を堪能しています。
ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました。
桂川様
いつも当店をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
ご要望のペンをお届けできたのと同時に大変ご満足いただけたとのお知らせをいただいたことに、スタッフ一同心より嬉しく思います。見た目やバランス、世界観どれをとっても筆舌に尽くしがたい魅力的なペンだと思います。
この万年筆が筆記具以上の価値を持った特別なものとして桂川様のお手元で輝き続けることを心より願っております。
総評: 5.0 (2件)