今回、Il Duomoさんで初めて商品を購入しました。
10年間仕事で使っていたイタリア万年筆が故障し、その後釜を探してIl Duomoにたどり着きました。
店長の佐藤さんの文書や動画を拝見し、経験が豊富で、見識もおありだと感じたので、後釜の万年筆について相談したところ、丁寧なアドバイスをいただきました。そうした過程で、佐藤さんの誠実な人柄を感じ、推していただいたスクリーボを購入することとしました。
世界の大学の母、ボローニャ大学があるボローニャ。彼の地で志の高い人達が、わずかな人数で、手作りの万年筆を作っているスクリーボ。テーマは、"feel the writing"。痺れます。
スクリーボの中でどれにするかは悩みどころでした。フィールシリーズのもので、妖しい美しさに強く心を惹かれたものがいくつかありましたが、結局は、無骨なラ・ドッタ ドムスにしました。仕事に使うので、あまり見とれてしまっては困るからです。
ラ・ドッタ=学識ある人=ボローニャの別名。ドムス=ボローニャの街を象徴する柱廊の上に増築された学生たちの部屋。その木製の柱廊を模した、手作りで幾筋も縦溝が刻まれたエンタシス状のボディ。気分が上がります。
実物は、迫力があります。大きさ、重さは、モンブラン149とほぼ同じ位。同じ樽型で、わずかに長く太いようです。軸は、私の手に、長さ、太さ、重さ、ピッタリでした。書くときに、非常に安定感があります。無数に刻まれた溝のおかげで持った指が滑りにくいです。
私のは、14K フレックス EFです。書き心地は、独特な感じがしました。サリサリした抵抗を感じながら滑っていく感じです。まさに、"feel the writing"。書いている手応えがあります。インクは、潤沢に出ます。字の太さとしては、5mm方眼のノートから、特に筆圧をかけずに年賀状まで書けます。私は、万年筆を、主に、仕事で、自分の思考を書き出したり、書きながら考えたり、メモを取ったり、などに使っています。筆圧はあまりかけず、どんどん書いていきます。スクリーボは、そのスピードについてきて、さらに快感を与えてくれます。しまいには、純粋に書く行為に没頭させてくれます。わずかな期間で、欠かせない仕事のパートナーになりました。
佐藤さん、本当にありがとうございました。
アズーリ様
この度は当店をご利用いただき誠にありがとうございます。
ご愛用いただいていたイタリア万年筆の後釜として選んでいただいたスクリーボのペンにご満足いただけたとのこと、光栄に思います。
スクリーボのコンセプトにも深く共感されているのが伝わり、スクリーボをお勧めさせていただいた私としても嬉しく思います。
スクリーボのペンに授けられたコンセプトはどれも興味深く、イタリア・ボローニャの歴史や文化を楽しく学べますね!
スクリーボの高品質な書き味にも感銘を受けている私としましては、ペンがお仕事の欠かせないパートナーとして活躍されているとのことで嬉しく思います。
ドムスに彫られた溝で指が滑りにくい、ということは気が付きませんでした!隠れた効能ですね。
また何かございましたらお気軽にご相談ください。ありがとうございました。
総評: 5.0 (1件)